スイッチングとは、キネシオロジー(筋肉反射テスト)が正常に動作しない、エネルギーの流れが異常となっている状態のことを指します。
エネルギー極性反転、またはブロッキングなどとも呼ばれます。
スイッチング現象が起きていると、筋肉反射テストが正しくできません。
正常な状態では、情報は適切にフィルタリングされ、正確な反応が得られます。しかし、イージゲータが正しく働かない場合、情報のフィルタリングが乱れ、キネシオロジーにおける正しい答えが得られなくなることがあります。
そこで、筋肉反射テストを行う前に、自分が今スイッチングを起こしているかどうか判定する必要があります。施術を行う前には、患者に対してもしてゆきます。
行っている最中の筋肉反射テストの結果がどうも怪しい時にも、スイッチングの判定に戻ることが大切です。
スイッチングを判定する技術は幾つもありますが、そのうち二つほど紹介します。
筋紡錘による判定:
筋紡錘を「チョンチョン」とつまんだり開いたりすることによって筋肉の反応を調べます。
筋肉の腹の部分には感覚器官として筋紡錘が埋め込まれて筋肉の伸び具合を感知しており、ここからの感覚情報により筋肉が過剰に収縮あるいは伸展しないように安全装置として制御されているのを利用します。
経絡による判定:
筋肉の強さを調べながら、特定の経絡を手でなぞることでエネルギーの流れを逆転させ、あるいは正常化させ、筋肉の反応を調べます。
スイッチングであるということが確認できた場合、次にそれを解消してゆきます。
イージゲータが正しく働かない原因は多岐にわたり、その正常な働きを回復させるために、さまざまなアプローチやテクニックが用いられます。
例えば、特定の筋肉やツボを刺激し、またストレスや感情の調整などが行われます。
キネシオロジーは代替医療の一つであり、科学的な証拠に基づいた医学的な治療法ではないため、効果や効能についての科学的な裏付けは限定的です。
必要に応じて、医療専門家との連携や適切な治療法の選択を検討することが重要です。