21.脊柱管狭窄症

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21.脊柱管狭窄症

腰椎内部の神経の通路である脊柱管が狭くなることにより、神経組織が圧迫されて症状が現れる。加齢変化が主な原因であり、一般的に日本では脊椎の変性や変性すべり症によって起こる「変性脊柱管狭窄症」のことを指す。
生まれつき脊柱管が狭い人や椎弓や椎間関節の形状が異なる人に多くみられる。また、変性すべりによるものは女性に多くみられる。
特徴的な症状は「間欠性跛行」。間欠性跛行とは、歩き始めは特に症状が強いわけではないが、しばらく歩くと脚が痛くなったり、痺れたり、強張ったりして歩くことができなくなる状態を指す。しゃがんだり座ったりすると症状はすぐになくなり、また歩いたり立ったりできるのが特徴。これは立つことで構造上、脊柱管がいっそう狭くなり神経を圧迫するためで、体が前かがみになると脊柱管がやや広くなり、神経圧迫は解除されて症状はなくなる。
進行するに従って、連続歩行距離や時間が短くなっていく。重症の場合は50mも歩かないうちに症状が強くなって歩けなくなったり、5分程度立つだけでも症状が出たりする。徐々に下腿の筋肉が萎縮し、永続的な歩行障害が起きることもあり注意を要する。また、馬尾神経の症状として会陰部の痺れ感や灼熱感が出現したり、男性では間欠性跛行と同時に疼痛を伴う陰茎勃起(間欠性勃起)を認めることもある。