20. 変形股関節症

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20. 変形股関節症

長年の使用や繰り返される負担、怪我などによって、関節の軟骨が擦り減ったり、骨の変形が生じる。
原因がはっきりしない加齢に伴う「一次性の変形性股関節症」と、何らかの原因で生じる「二次性の変形性股関節症」がある。80%以上が二次性で、生まれつき股関節の骨盤側の形が小さい臼蓋形成不全・発育性股関節脱臼・大腿骨頭すべり症・ペルテス病といった小児の股関節の病気、骨折や脱臼などの外傷、痛風や化膿性関節炎などの炎症、その他の原因によって生じるものがある。
女性に多く見られ、年齢と共に発生が多くなる。

変形性股関節症は変形の程度によって初期、進行期、末期に分けられる。
初期には脚の付け根や臀部、膝の上部のこわばりや重い感じがあり、歩き始めや長時間の歩行、階段の昇降で痛みが起こる。腰からのいわゆる「坐骨神経痛」や「変形性膝関節症」に症状が似ている場合がある。初期でも炎症が強く関節液が溜まっていたり、関節唇が損傷されていたりする場合には比較的に強い痛みがある。
変形が進行し進行期から末期になるにつれ、動きが制限されて痛みも強くなり、筋力も低下してくる。長距離の歩行や階段の昇降、しゃがみ立ちが困難になるなど徐々に日常生活が制限されてくる。