5. 椎間板ヘルニア

.
.
.

5. 椎間板ヘルニア症

俗に言う、「ぎっくり腰」という痛みが椎間板ヘルニア症である。
初期は腰椎の位置が前側方へ弯曲して体を健側に傾けている。慢性になると、脊柱角度変弯症に移行して腰痛がクセになる。
発生している局所が立位で凹になり、伏臥位で凸になる。腰椎4番,5番間が75%を占め、腰仙間がこれに次いでいる。
強度になると坐骨神経痛の因子になる。腸骨稜に圧痛を発呈する。他の原因による腰痛ではほとんど圧痛がない。
椎間板ヘルニアは、20歳から40歳の健康人に見ることが多く、男子は女子の2倍の発病率である。40歳以上になると、椎間板は既に変性しているから、極軽微な動機によっても発病することがある。
ヘルニアの発生は正中で起こるのは極めて稀で、多くは右あるいは左に偏在している。ヘルニアが偏在して発生すると、脊椎管内の硬膜から出た脊髄神経を前方に圧迫したり、古いものでは癒着して坐骨神経痛と腰痛の原因になる。