5. 椎間板ヘルニア
1. 椎骨変位症 |
2. 脊柱角度変弯症 |
3. 腰筋膜症 |
4. 腸腰筋症 |
5. 椎間板ヘルニア |
6. 仙腸関節変位症 |
7. 腸脛靭帯痙攣症 |
8. 腰仙変位症 |
9. 椎骨過動症 |
10. 妊婦症 |
11. 黄靭帯肥厚症 |
12. 内臓転位症 |
13. 股脱症 |
14. 脊椎分離症 |
15. 辷出症 |
16. 粗鬆症 |
17. 関節形成症 |
18. 棘間靭帯断裂 |
19. 変形症 |
20. 変形股関節症 |
21.脊柱管狭窄症 |
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5. 椎間板ヘルニア症
俗に言う、「ぎっくり腰」という痛みが椎間板ヘルニア症である。
初期は腰椎の位置が前側方へ弯曲して体を健側に傾けている。慢性になると、脊柱角度変弯症に移行して腰痛がクセになる。
発生している局所が立位で凹になり、伏臥位で凸になる。腰椎4番,5番間が75%を占め、腰仙間がこれに次いでいる。
強度になると坐骨神経痛の因子になる。腸骨稜に圧痛を発呈する。他の原因による腰痛ではほとんど圧痛がない。
椎間板ヘルニアは、20歳から40歳の健康人に見ることが多く、男子は女子の2倍の発病率である。40歳以上になると、椎間板は既に変性しているから、極軽微な動機によっても発病することがある。
ヘルニアの発生は正中で起こるのは極めて稀で、多くは右あるいは左に偏在している。ヘルニアが偏在して発生すると、脊椎管内の硬膜から出た脊髄神経を前方に圧迫したり、古いものでは癒着して坐骨神経痛と腰痛の原因になる。