3. 腰筋膜症

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3. 腰筋膜症

腰背部に分布する神経が、筋肉とそれを包む筋膜を通って皮下に出てくるが、その通り道で締め付けられて起きた神経炎や、悪い姿勢による筋肉の疲労痛、椎間関節性の関連痛などによる。
20〜30歳頃によくみられ、筋力の弱い人や神経質な人に多く、腰痛の程度も軽いものから、時には激痛を覚えるものまで様々ある。
自覚症状としては、同じ姿勢を続けることによる腰背筋のコリと強い圧痛である。運動痛を伴うこともあるが、下肢の痺れ感や痛みはない。エックス線検査、血液検査には異常を認めない。

筋・筋膜性腰痛に関係する筋肉には、大腰筋・腸腰筋・大殿筋・脊柱起立筋がある。大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と呼ぶ。内臓と脊椎の間にあるため深部腹筋群とか「見えない筋肉」と呼ばれる腸腰筋は腰痛と深い関係にあるといわれている。これらの筋肉が単独で緊張して腰痛になるよりは連動して腰痛になる場合が多く、「ぎっくり腰」の場合は幾つかの筋肉が強く緊張して硬くなり激痛になる。腰の筋肉は意識せずとも常に力が入っており、腰周囲の筋肉群に異常な緊張の連鎖が起きていると考えられる。